ベビーシューズ、キッズシューズを選ぶときに外せないのが「アシックス」と「ニューバランス」。
と購入をお悩みの方に向けて、実際に子どもにアシックスとニューバランスの靴を複数履かせてきた2児の母の私が、実体験を交えて2つのメーカーの違いを徹底的に解説していきます。
どちらも子どもの足のために良い靴を作るトップメーカー!
どちらもおすすめなのですが、対応する足幅、履き口の構造、サイズ感など、アシックスとニューバランスそれぞれの特徴や違いを知ってお子さんにぴったりの一足を選んでください!
関連記事子どもの足に良いおすすめ子供靴メーカー7選!特徴や選び方を徹底解説
【ベビー・キッズ】アシックスとニューバランスのラインナップ比較
まずは、アシックスとニューバランスの人気モデルラインナップを紹介します。
どんなモデルがあるかざっくり見てもらえればOK!
◾️ベビーシューズ
アシックス(13.0〜15.5cm) | ニューバランス(12.0〜16.5cm) |
---|---|
アイダホBABY | IZ996 |
アイダホBABY KT-ES | IO313 |
GDランナーBABY | IZ373 |
メティッドBABY | new-b 574 |
◾️キッズシューズ
アシックス(16.0〜20.0/22.0cm) | ニューバランス(17.0〜21.5cm) |
---|---|
アイダホMINI | YV996 |
アイダホMINI KT-ES | PO313 |
GDランナーMINI | YV373 |
レーザービーム | PV574 |
ニューバランスはそれほど種類が多くないですが、アシックスはベビー・キッズどちらも種類が多くここでは挙げきれないので詳しく知りたい方はこちらの記事を見てみてください。
参考記事アシックスの子供靴「スクスク」ベビー・キッズシューズ全種類まとめ
アシックスとニューバランスのベビー・キッズシューズの違いを比較
アシックスとニューバランスのベビー・キッズシューズの違いを、下の8つのポイントで比較していきます。
- 足幅の違い
- ベルトの違い
- 履き口の違い
- アッパーの違い
- ソール(靴底)の違い
- インソール(中敷)の違い
- かかと部の違い
- 耐久性の違い
足幅の違い
アシックスとニューバランスの対応する足幅のイメージは下の表のようになります。
D(かなり細め) | E(細め) | 2E(標準) | 3E(幅広) | ||
---|---|---|---|---|---|
アシックス | ベビー | メティッド | メティッド | アイダホ | |
キッズ | メティッド/GDランナーナロー | メティッド/GDランナーナロー | アイダホ | レーザービーム(一部モデル) | |
ニューバランス | ベビー | 996/313 | 313 | ||
キッズ | 996 | 996/313 | 313 |
アシックスはほとんどのモデルが「STANDARD(2E相当)」で標準的な足幅向き。
\定番人気モデル「アイダホ」/
足囲E以下の細めの足向けのナロータイプの展開があります。
一方ニューバランスは「M(細め〜標準)」と「W(標準〜幅広め)」の2種類の足幅タイプがあり、996シリーズが細め足向きモデル。
313シリーズが特に甲高幅広向きモデルになっています。
標準的な足幅のお子さんにはどれでも合うと思いますが、
という足幅展開の違いで選んでもらうといいと思います。
ベルト:ニューバランスは1本ベルト、アシックスは2本ベルトタイプが充実
子供靴は、足指が自由に動かせることが大事。アシックスもニューバランスも足が前に滑らないように甲部分をしっかりフィットできる「ベルトタイプ」になっています。
参考記事足に良いベビーシューズ・キッズシューズの選び方|子供靴メーカーを徹底調査してわかった7つのポイント
ニューバランスは、ベビーシューズはすべて1本ベルト。
キッズは996や373といった細めモデルは「ひも+ベルト」、313などの幅広モデルは1本ベルトになっています。
▼YV996
▼PO313
一方アシックスはベビー、キッズともに「2本ベルト」タイプが充実していて、甲部分と足首近くの2か所をしっかり固定できるので根強い人気があります。
▼アイダホBABY
▼GDランナーBABY
キッズシューズは、2本ベルト、1本ベルト、ひも+ベルトと好みにあわせて選ぶことができます。
▼ネイラMINI
ここからは、アシックスとニューバランスの人気モデル
・アシックスアイダホBABY
・ニューバランスIO313
の2モデルで比較しながら解説していきます!
履き口
ニューバランスはベルトが大きく開き手を離しても戻ってこないつくりになっているので、履き口が大きく開き、親も履かせやすく自分でも履きやすいです。
アシックスのベビーシューズ2本ベルトタイプはベロが大きく開きこちらも履かせやすい構造になっています。
アシックスの場合、1本ベルトタイプは「キモノフィットタン」といってベロとアッパーがつながった一枚布の構造になっていて履き口の開き・足入れのしやすさで言えばややマイナス。
そのぶん足が内側に倒れないようサポート力アップ、ベロが靴の中に入り込まない・出っぱなしにならないなどのメリットもあるので一長一短があります。
アシックスもニューバランスも履き口の素材はしっかり厚みがあり、お子さんの足首周りをやさしくサポートしてくれ履き心地も抜群です!
アッパー:どちらも柔軟で足になじみやすい、アシックスは人工皮革タイプも人気
アシックスとニューバランスともに、アッパーは通気性の良いメッシュ素材+強度が必要な部分には人工皮革が配されています。
個人の感想にはなりますが、アシックスとニューバランスはどちらも他のメーカーよりアッパー素材が柔軟で足になじみやすく感じます!
耐久性も高く、スポーツメーカーならではの素材の良さがわかる!
アシックス | ニューバランス |
---|---|
人工皮革/ポリエステル (GDランナー、コトラなど全面人工皮革モデルもあり) | 人工皮革/合成繊維 (574シリーズは一部天然皮革) |
アシックスはGDランナーBABYの「SLシリーズ」、コトラなど全面人工皮革のモデルもあり。こちらはメッシュに比べて汚れが落としやすく見た目も上品で人気です。
ニューバランスは574シリーズに天然皮革を使用したモデルがありますが、こちらは実際に履かせてみて人工皮革と比べて劣化しやすく感じたので選ぶときにはその点を理解しておく必要があります。
ソール:クッション性は「C-CAP搭載」のニューバランス
アシックスアイダホBABYとニューバランスIO313のソールを比較してみるとこんな感じ。
▼後ろからソールを見た様子
ソールは各メーカーともモデルによって異なるのですが
という違いがあります。
アシックスもニューバランスも全面ゴム底でグリップ力が高く、滑りにくく安心。
実際にサイズアウトまで履かせてみて、ソールの摩耗・剥がれなどのトラブルもなく耐久性の高さを感じました。
インソール:アシックスは立体的、ニューバランスはペラペラ
アシックスとニューバランスのインソールを取り出して比べてみます。
アシックスのインソールはかかとを包み込む立体的な中敷。
抗菌・消臭効果のあるシャインアップ、汗をすばやく吸収・拡散してドライ感を保つウォーターマジックを採用していて、靴の中を快適に保ってくれます。
一方、ニューバランスは薄めのインソール。313シリーズは足裏に刺激を与える「なみなみカップインソール」が使われています。
個人的にはアシックスのインソールは取り出してまた付けるときにすんなり正しい位置に戻すことができ、ニューバランスのインソールは薄いのでやや入れにくさを感じました。
かかと部:頑丈さは互角!ニューバランスはモデルにより強度が違うので注意
子供靴にとって、かかとが内側に倒れたり前に滑ったりするのを防げるようかかと部がしっかり硬いのが理想。
アシックスとニューバランスはどちらも大人が力を入れて指で押しても変形しないほど頑丈にできています。
他のメーカーも試しましたが、かかとの強さはアシックスとニューバランス313がダントツ!
かかとの形状がキープされることで足首周りのフィット感が高まり、歩いたり走ったりするときにぐらつくのを防止してくれます。
子どもが雑に履いてもかかとが折れたりへたったりしないので、かかとを踏むことがなくきちんと足を入れて履くことが習慣化できるのもメリット!
注意点としては、ニューバランスのPV574を試したときにかかと部が柔らかくへたりも早かったのでニューバランスはモデルによってかかと部のつくりが違う可能性が。
かかと部にCR(カウンタリーインフォーサー)が搭載されている996・313シリーズを選ぶのがおすすめです。
アシックスは今まで履かせた9モデルはどれもサイズアウトまでかかとの型崩れなしだったので、モデルによらず頑丈と言えると思います。
耐久性
アシックスもニューバランスも耐久性が高く、アッパーのやぶれ、ソールの剥がれ、全体の型崩れもなくサイズアウトまできれいな状態で履くことができます。
実際に我が家では洗い替えなど用意せず1足だけを履かせていますが、1年弱履いても捨てるのが惜しいほどキレイな状態で耐久性の高さを実感しています◎
ただ、この耐久性についてはモデルによって異なるところがあり、実体験でいうと
という感じ。
アシックスの靴はモデルによるハズレがなく安心して選ぶことができます。
ニューバランスはソールやかかと部の搭載機能やアッパー素材に差があるので間違いないものを選びたいなら996と313がおすすめです。
▼「アシックスのアイダホが気になる!」という方は、こちらの記事でアイダホシリーズの比較解説をしているのでチェックしてみてください。
アシックスとニューバランス(ベビー・キッズ)サイズ感の違い
アシックスとニューバランスのベビー・キッズシューズは、表記サイズが同じでも実際の靴の大きさが異なるので注意が必要です。
例えば、同じ16.0cmサイズでもインソールの長さはアシックスが16.5cm、ニューバランスが17.0cmになります。
なので「ニューバランス16cm」を履いていて「アシックス16.5cm」に買い換えるとすると、インソールの長さはどちらも17.0cmになりサイズアップしたつもりが靴の大きさは同じということに。
『アシックスは小さめ』と言われがちなのはこれが大きな理由で、アシックスはお子さんの足長のサイズで選んでしまうと捨て寸+0.5cmになり(つま先の余裕が0.5〜1cmあるのが適切)購入した時点でサイズアウト寸前というサイズ感になってしまいます。
つま先の余裕が1cmほどある状態から履き始めるためには
と最適なサイズ感になるはずです。
足幅がやや広め、厚めの靴下を履く場合などはアッパーのフィット感に合わせてさらに+0.5cmアップするのがおすすめ!
特にアシックスからニューバランス、ニューバランスからアシックスに買い替えるときには「0.5cm」のサイズ感の違いがあることに注意!
今のお子さんの足長を測って適切なサイズを選べるようにしましょう◎
▼アシックス子供靴のサイズ感やサイズの選び方についてはこちらの記事でも詳しく解説しています
関連記事アシックスキッズシューズ「スクスク」のサイズ感は?足に合うサイズの選び方
アシックスとニューバランス、どっちを選ぶ?特徴やサイズ感の違いまとめ
アシックスとニューバランスはどちらも、子どもの足に優れたサポートを提供するトップメーカーです。この記事で比較した内容を簡単にまとめると、以下のようになります。
- 足幅:
- 足が細めのお子さんにはアシックスのメティッドシリーズがおすすめ。
- 幅広・甲高の場合はニューバランス313シリーズが最適。
- サイズ感:
- アシックスは実際の足長+0.5cm大きめを選ぶとフィットしやすい。
- ニューバランスは足長そのままのサイズで選ぶのが基本。
- デザインや用途:
- アシックスはスポーティで2本ベルトが多く、運動や通学向け。
- ニューバランスはスタイリッシュなデザインが特徴で、普段使いやおしゃれにも最適。
- 耐久性と履き心地:
- 両者ともに高い耐久性を持つが、アシックスはモデルによらず安定して頑丈。
- ニューバランスはモデルによって違いがあるため、313や996シリーズを選ぶのが無難。
アシックスとニューバランスどちらも子供靴としての機能・品質は間違いないですが、お子さんの足の形や履き心地の好みに合わせるのが大事です!
店舗での試し履きや返品OKのネットショップなどを上手に利用して、お子さんにぴったりの一足を選んであげてください。
おすすめは4足まで同時に頼んで比較できるAmazonの試着サービス。
私もよく利用していて、定価より安く購入できるのも嬉しい◎
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